2025年注目のゲーム関連仮想通貨銘柄10選

緑色の植木鉢の土に金色のビットコインが差し込まれ、周囲に金銀のビットコインコインが散らばっている様子 ゲーム

ブロックチェーンとゲームが融合することで誕生した「Crypto Gaming Tokens(ゲーム用トークン)」は、2025年に向けて大きな注目を浴びています。これらのトークンは単にゲーム内で利用する仮想通貨にとどまらず、NFTやメタバース、ガバナンス、さらには投資商品としての側面も持ち合わせています。つまり「遊びながら稼ぐ」というコンセプトを超えて、ユーザーがゲーム経済のオーナーとなれる時代を切り拓いているのです。

2021年から2022年にかけては「プレイ・トゥ・アーン(P2E)」が一時的にブームとなりましたが、その後市場は調整期に入り、短期的な熱狂は落ち着きました。しかし2024年以降はWeb3基盤の進化やAIとの融合、NFTの実用化により、再び「ゲームトークン」が脚光を浴びています。しかし今では単なる投機対象という枠を超え、持続的なユーティリティを伴う資産へと進化しつつあります。

ちなみに、ゲーム関連以外でも投資家目線で注目を集める新しい仮想通貨はいくつもあります。これらはそれぞれに独自の用途をもっていて、今後高騰が期待されるトークンとして見逃せない存在です。

以下では2025年に特に注目されるべきゲーミングトークンを10種(とオマケ数種)に絞り込み、それぞれの特徴や今後の展望を詳しく紹介します。

1. Axie Infinity(AXS):先駆的P2Eプラットフォーム

Axie Infinity(AXS)は、NFTを使ったデジタルペット「Axie」を育成して対戦や繁殖、取引を行えるゲームとして一世を風靡しました。ピーク時には東南アジアを中心にAxieでのプレイ報酬が生活費を支えるケースもあり、P2Eの象徴的存在となったのです。

AXSトークンの役割は多岐にわたります:

  • ゲームプレイやトーナメントでの報酬
  • ガバナンス投票によるプロジェクト方針決定
  • ステーキングによる報酬獲得

NFT市場が冷え込んだことでかつての勢いは落ち着いたものの、開発チームは改善を持続中。無料スターターAxieの導入やバトルシステムの刷新などによって参入障壁を低くし、長期的な成長を目指しています。2025年はより持続可能な経済圏への転換が期待され、依然として期待が高まる注目のトークンだと言えるでしょう。

2. The Sandbox(SAND):メタバース構築プラットフォーム

The Sandboxはユーザーが土地(LAND)を購入・開発し、NFT化されたアイテムを作成・取引することができるというメタバース型ゲームです。トークンのSANDは取引やサービス利用料の支払いに使われ、エコシステム全体の循環を支えています。

また、大手IPとの提携もSandboxの強み。アディダスやウォーキング・デッド、東映アニメーションなどのブランドが参入し、メタバース空間でのマーケティングやイベントを展開したことも。これにより「単なるゲーム」ではなく、企業やアーティストの新しい表現の場としての役割を持つようになったのです。

2025年も引き続き、SANDはメタバースのインフラ通貨として期待されています。ユーザー数が拡大すればNFTや土地価格の上昇につながる可能性もあり、中長期的な成長ポテンシャルは依然高いと考えられます。

3. Decentraland(MANA):仮想土地とNFTの先駆者

Decentralandは、完全分散型で運営されるメタバース空間でユーザーが「LAND」と呼ばれる土地をNFTとして所有することができます。トークンのMANAは土地購入やアイテム取引に必須で、仮想世界内の経済活動を支える存在となっています。

初期段階では実験的な側面も強かったものの、バーチャルイベントやアート展示、さらにはファッションブランドとのコラボレーションによって利用シーンが拡大。MANAは単なる投機対象を超え、「仮想不動産経済」の根幹をなす通貨として存在感を強めています。

2025年にはVRやAIとの融合により、より没入感のある体験が可能になると見込まれています。仮想空間内での働き方や教育コンテンツなどビジネス利用も進むことで、MANAの需要がさらに広がる可能性が期待されています。

4. Gala(GALA):NFT・GameFiに強いプラットフォーム

Gala Gamesは、複数のP2EゲームやNFTプロジェクトを統合する「分散型エンターテインメントプラットフォーム」を目指しています。トークンのGALAはゲーム内アイテムの購入、ステーキング、ガバナンスなど幅広い役割を担っています。

特徴的なのは、単一ゲームではなく「エコシステム全体」を構築しているという点。つまり、1つのゲームの人気が下火になったとしても、他のタイトルが支えるという仕組みが形成されています。これによって、投資家にとっても「分散型ポートフォリオ」に近い安心感が得られるのです。

2025年も複数の新作リリースが予定されていて、GALAトークンの利用範囲拡大が期待されています。NFTの二次市場での流動性もあり、安定的な成長が見込まれると言えるでしょう。

5. Flow(FLOW):ゲーム・アート・P2E向け高速チェーン

FlowはCryptoKittiesを開発したDapper Labsが手がけるブロックチェーンで、ゲームやNFTアプリケーションに最適化。Ethereumよりも高速かつ低コストな取引を実現し、ユーザー体験の向上を目指しています。

FLOWトークンは取引手数料やガバナンス、ステーキングに利用されるだけでなく、アプリ開発者にとっても重要な資産となっています。NBA Top Shotなど有名プロジェクトの基盤としても知られ、エンターテインメントとの親和性が非常に高い点が特徴。

今後はさらに多様なゲームタイトルがFlow上に登場すると予想され、2025年の成長銘柄として要注目です。

6. Illuvium(ILV):ハイエンドAAA GameFiの代表格

Illuviumは、Unreal Engineを用いた高精細グラフィックと戦略性のあるRPG要素を組み合わせたAAA級のブロックチェーンゲーム。ILVトークンはステーキングやDAO運営、ゲーム内アイテム購入などに利用されます。

従来のGameFiは「遊びより稼ぎ」に偏る傾向が強かったものの、Illuviumは本格的なゲーム性に注力。高い完成度のゲーム体験により、ブロックチェーンゲーマー以外のプレイヤーも惹きつける可能性があるとみられています。

2025年は正式版リリースや追加要素の拡充により、ILVの需要がさらに高まると予想されています。

7. Enjin Coin(ENJ):ゲーム内アイテムの真の所有権を支える基盤

Enjin Coinは、ゲームアイテムをNFTとして発行してユーザーが「本当の所有権」を持てる仕組みを提供。ENJトークンはNFTの裏付け資産として使われ、希少性と価値を保証する仕組みです。

クロスゲームでの利用も可能で、Enjin対応のゲーム間でアイテムを移動させるといった新しいプレイ体験を実現。Web2時代の「閉じた経済」とは異なり、オープンなデジタル所有の未来を象徴しています。

開発者やインディーゲームスタジオからも支持が厚く、今後もWeb3ゲームの標準基盤として広がる可能性があります。

8. Echelon Prime(PRIME):eスポーツ×GameFiの融合

Echelon Primeは、スキルに基づく競技型ゲームとトークン経済を融合させた新しいモデルです。PRIMEトークンはトーナメント報酬、ステーキング、DAO投票などで活用可能。

特にeスポーツ市場との親和性が高く、従来の「課金や運」に依存しない設計が特徴。実力によって報酬を得られるため、プロゲーマーや配信者層からの支持も得やすくなっています。

競技シーンの拡大に伴い、2025年には大規模大会やスポンサーシップがPRIMEの価値を押し上げる可能性があります。

9. Pudgy Penguins(PENGU):コミュニティ重視の新興NFTプロジェクト

Pudgy Penguinsは可愛らしいペンギンNFTで人気を博したコミュニティ主導型プロジェクトです。2025年に独自トークンPENGUをSolana上で発行して話題を集めました。

PENGUトークンはゲーム「Pudgy World」内のアイテム購入やアバター強化に使えるほか、コミュニティ活動やステーキングでも利用可能。過去最大規模のエアドロップも実施され、ユーザーの注目度も最高潮に。

コミュニティとの密接な関係性が強みで、2025年以降もファン主導のプロジェクトとして継続的に成長していく可能性があります。

10. Tapzi(TAPZI):スキル志向型ゲームトークンの新星

Tapziはチェスやじゃんけんといったスキルベースのカジュアルゲームを用意し、勝利報酬としてトークンを得られる「Skill-to-Earn」モデルを採用しています。

多くのGameFiが複雑な仕組みや高額NFTを必要とする中でTapziは即時性と分かりやすさに重点を置いているため、初心者でも参加しやすい点が強み。この理由から、Web3ゲーム未経験者の新規参入を促す可能性があります。

プレセールも順調に進んでいて、コミュニティの盛り上がりと共に今後の展開が期待されています。

FLOKI/MAGIC/RNDR:短期注目のオンチェーン勢

以上で紹介しきれなかったコインにも、期待が集まっているものはあります。近年のチャート分析で注目されているのが以下の3種類です:

  • FLOKI:ドージコイン系のミーム文化から誕生したが、DeFiやGameFi基盤を拡充しつつある。流動性の低下とホルダーの積み増し傾向により、価格上昇の余地あり。
  • MAGIC:Treasureエコシステムの中心トークン。NFTゲーム市場に強く、短期間で大幅な上昇を見せていて投機的な魅力も高い。
  • RNDR:GPUレンダリングの分散型ネットワークを支えるトークン。AIやメタバース需要と直結していて、ゲーム領域でも活用の場が広がると予想される。

これらは短期的な価格変動が大きいものの、トレンドを捉える上で2025年は目が離せない存在です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました